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総合部 卒業生インタビュー②

開智学園総合部に入学し、この春に中高一貫部を卒業したOB・OGの声を紹介します。

日詰 亜門 さん(早稲田大学 国際教養学部に入学)

Q:小学校の頃は、どのような子どもでしたか?
A:入学当初は内向的な性格で、人と話すことはあまり得意ではありませんでしたが、総合部で様々なタイプの友達と出会い交流する中で、徐々に社交的になっていったと思います。

Q:総合部で成長したと思うことは何ですか?
コミニュケーション能力と英語力、人をまとめる力です。
特に、コミュニケーション能力と英語力は現在の大学生活でも役立っていますし、人をまとめる力は中学高校で所属した野球部でも多いに役立ちました。

Q:総合部で特に思い出に残っていることは何ですか?
A:8年生の球技大会で優勝したことです。能力や体格、学年の違う仲間が一丸となって勝つためには、多くの作戦会議と練習が必要でしたが、日毎にTeamの絆が深まり、優勝できた時の達成感は今でも覚えています。

Q:志望校を決めたのはいつですか?
A:一貫部4年(高校1年)次に、国際関係学が勉強でき英語に力を入れている大学を探していたところ、早稲田大学国際教養学部の存在を知り、その時に第一志望校と決めました。授業が全て英語で行われていること、1年間の留学が卒業の必須要件であることも、英語力を鍛えることのできる環境に身を置きたかった自分にはとても魅力的でした。多様性に溢れる早稲田の校風に漠然とした憧れを抱いていたのも大きな理由の一つです。

Q:志望校合格にむけて学校(中高一貫部)では、どのようなサポートがありましたか?
A:定期的に模試を実施することが勉強のペースメーカーとしてとても役立った上に、放課後に実施される特別講座は、受験に照準を合わせた内容で、集中的に知識の習得や演習ができました。一貫部5年次以降は担任の先生と何度も面談を行い、進路や勉強に関する相談もしやすかったのでとても助かりました。また、受験期には一貫部棟に設置されている赤本部屋と呼ばれる部屋で過去問をすぐに入手でき、効率良く集中して勉強することができました。開智には塾に通わずとも受験に臨むことができるだけの環境が整っています。

Q:開智で12年間を過ごして、良かったと思うことはどんなことですか?
A:学習面では、受験で重要な英語をアドバンテージにできました。総合部で1年生の頃から英語に多く触れていたので、苦手意識を感じることなく、楽しみながら英語を学ぶ大きな手助けになりました。生活面で良かったと思うのは、タテのつながりが強いことです。総合部は他校と違い異学年齢学級なので、年の違う友達も多くでき、開智を卒業した今でも仲の良い上級生とは連絡を取り合い、進路相談や様々な情報交換をしています。

Q:将来の進路については、どのように考えていますか?
A:将来は航空業界に就職し、人々が異文化に触れる手助けをしたいと考えています。

Q:これから総合部への入学を考えている方へのメッセージをお願いします。
A:開智には個性豊かな生徒や、経験豊富な先生方がたくさんいます。お互いを認め合い、刺激し合い、興味のあることや得意な分野の学びを深めながら、文武共に応援してもらえる学校です。ネイティブの先生による授業も毎回楽しかったです。そして一貫教育なので中高の受験ストレスがなく、集中して大学受験に挑めた学校のサポート体制にはもとても感謝しています。

【日詰さんの保護者より】
日本語で基礎教科を学びながら英語4技能も強化できる学習カリキュラムや、国内外へのエクスカーションやフィールドワーク、斬新な異学年齢学級による一貫教育に魅力を感じて開智を志望しました。
異学年齢学級の日常では、下級生は常に上級生に憧れながら生活し、あらゆることを先取りしながら見聞を広めることができました。また進級すると自らの経験を活かして下級生をサポートし、相手を思いやるやさしさや伝え方や統率方法の工夫、個性を認め合いながら協調性を育むなど、近年希薄化が懸念される人間関係の構築力を自然な形で高め合いながら成長できた最善の環境だったと振り返っています。学校が大好きだったわが子は、総合部8年間を皆勤で満喫しました。
そして、自らテーマや目標を設定できる探究やパーソナルの学習は、関心事を深掘りして自分のペースでリサーチすることができ、学ぶ意欲や学習計画力を育むことに繋がりました。この経験こそが大学受験の取り組みや好きを極める、夢を諦めない姿勢の底力になったと感じています。
開智での学びと体験、出会いのすべてが私共親子を成長・感動させてくれたことに心から感謝しています。