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総合部 卒業生インタビュー③
開智学園総合部に入学し、この春に中高一貫部を卒業したOB・OGの声を紹介します。
中野すみれ さん(東京藝術大学 音楽学部に入学)
Q:小学校の頃は、どのような子どもでしたか?総合部でどのような点が成長したと思いますか?
A:勉強も、運動会などの行事も、どんなことも一所懸命に取り組む子どもだったと思います。
探究活動を通して、疑問に対して自分で考え、仮説を立て、検証していくということを小学生の頃から続けていたため、何事に関してもまず疑問を持ち、自分なりに考えるという力がついたと思います。
ピアノの練習の多くは出したい音色を出すためにはどうしたら良いのか、考え試して行く作業なので、探究と共通する部分があり、その経験が生きました。
Q:総合部で特に思い出に残っていることは何ですか?
A:北海道FWがとても楽しかったです(初めて乗る飛行機が飛ばなくなってしまったというパプニングもありました)。
私は個人探求でやっていた「ピアノ」について、札幌交響楽団さんにアポイントをとって、その拠点であるkitaraホールについてお話を伺いました。kitaraホールは世界的な演奏家にも賞賛されており、その音響の素晴らしさは世界屈指とも言われています。音響効果を生み出すために作られたホール内の凹凸の形状に北海道の木材加工技術か使われていることや、座席の裏に穴が開けられていて、中に音を吸い込む効果のある材料を入れることによって人体とほぼ同じ吸音効果を持たせ、空席時と満席時との残響時間の差を少なくしていることなどを学びました。また、公演内容や演奏者の希望によって音響板を微調整するということも初耳でした。
Q:志望校を決めたのはいつですか?
A:高校2年生から医系クラスにいて、医学部を目指していましたが、小さな頃からピアノもやっていて、医学部に行くか音楽大学に行くか、高3の7月頃ぐらいまで迷いまし
Q:志望校合格にむけて学校(中高一貫部)では、どのようなサポートがありましたか?
A:開智は普通大学の受験がほとんどの中、
また、担任の先生がピアノの練習に多くの時間を必要とすることを理解していただけたため、ストレスなく受験準備を行うことができました。
Q:開智で過ごした12年間でどのような力がついたと思いますか?
A:休み時間にクラスメイト同士で数学の問題を考えあったり教えあっ
Q:将来の進路については、どのように考えていますか?
A:多くの国際コンクール、
Q:これから総合部への入学を考えている方へのメッセージをお願いします。
A:総合部では学校の勉強だけでなく、
【中野さんの保護者より】
開智は、自由度があり幅広く子供の可能性を見出だすことのできる学校だと思います。
放課後に開催されているアフタースクールの内容も充実しており、総合部の先生方はもちろんですが、講師の先生方もその道の素晴らしい指導者の方々で、娘も高2までレベルの高いピアノ指導を受けることができました。自分で見つけた「好き」の興味を広げ、それに没頭できる環境が学園内にありました。そのような環境があったからこそ、学業に集中しながら音楽から離れずにいられたのではないかと思います。
医系の進路で勉強を続けていたのですが、途中で音楽を学びたいとの気持ちが強くなり、藝大受験という大幅な進路変更となりました。その際にも先生方には理解していただき、応援してもらえました。
開智での12年間を振り返ると、忙しく充実した日々でした。学校生活の中で上手な時間の使い方を身に付け、お友達とも楽しく過ごしていたようです。先生方や講師の方の温かいご指導の中でのびのび成長させて頂きました。開智のみなさまの支えあってこその今の結果と、深く感謝しております。