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総合部 卒業生インタビュー①

開智学園総合部に入学し、この春に中高一貫部を卒業したOB・OGの声を紹介します。

瀬戸川和花 さん(東京大学理科Ⅰ類に入学)

Q:小学校の頃は、どのような子どもでしたか?
A:あまり積極的に行動するタイプではありませんでした。ただ、開智では皆に役割が与えられて前に出る機会が多いので、最終的には8年生(中学2年生)でTeam代表に立候補するまでになりました。高校でも競技かるた部の部長を務めていました。

Q:総合部で特に思い出に残っていることは何ですか?
A:毎年行われていたフィールドワークです。8年生のときは北海道に行き、自分の探究テーマに沿った活動をしました。
競技かるたは暗記と忘却が勝敗の鍵を握るので、フィールドワークでは、試合の際に効率よく暗記と忘却をするための方法を探究しました。私は北海道大学に行き、大学で競技かるたをしている学生さんにお話を伺いました。
他にもフィールドワークでは普段の学校生活では出来ないようなことを、たくさん体験させていただきました。

Q:志望校を決めたのはいつですか?
A:高2の志望校選択のときに東京大学を第一志望校に決めました。日本で最難関と言われている大学に挑戦したいと思ったのと、3年生まで専門分野に分かれずに幅広い分野を学べる大学の制度が魅力的だったことが志望の理由でした。

Q:志望校合格にむけて学校(中高一貫部)では、どのようなサポートがありましたか?
A:高校2年の2学期から「特別講座」が始まります。高2の時は2~3時間、高3になると3~4時間、問題演習をします。
この他にも、長期休暇中の講習や、共通テスト対策、志望校別の二次試験対策などがありました。二次試験対策は試験の前日までありました。そのお陰で、予備校に通うことなく受験することができました。
私を含め、私のクラスのほぼ全員が予備校には通っていなかったと思います。学校の授業や教材の質がとても高くて予備校が必要ないのと、課題の量が多く、学校の他に予備校に通う余裕がなかったというのもあるかもしれません。

Q:開智で過ごした12年間でどのような力がついたと思いますか?
A:12年間探究活動をしたことで、自ら問題提起し解決する力がついたと思います。
フィールドワークのような行事で探究を取り入れていたことで、楽しみながら探究を行うことができました。
今後大学で勉強していく上でも非常に重要な力だと思っています。

Q:将来の進路については、どのように考えていますか?
A:私は化学が好きだったので理系に進みましたが、経済の分野にも興味があります。今はどちらの道に進むかまだ決まっていないので、専門的な分野に分かれるまでのこれからの2年間、様々なことを学んでどの道に進むか見極めたいと思います。

Q:これから総合部への入学を考えている方へのメッセージをお願いします。
A:開智の先生方は、個性的で魅力的な方ばかりです。知識も豊富で、授業がとても刺戟的で、学校に行くのが楽しみでした。多くの方に開智の生活を楽しんでもらいたいです。

【瀬戸川さんの保護者より】
大学進学までのサポートが手厚いことに加えて、4-4-4の12年一貫教育や異学年齢学級といった新しい仕組み、探究や英語教育などにも期待を持って開智小学校の受験を考えました。
開智は総合部・一貫部ともに先生方や授業の質が高い印象で、学年や科目の枠を越えた授業内容を娘を通して聞くと、こちらまで楽しくなりました。
中学・高校受験をすることなく大学受験ができたことで、時間に余裕があり、習い事や部活動、勉強を娘のペースでやりきることができたと思いますし、苦手な分野(教科)も焦ることなく成長を待つことができました。先生方の支えがあり、総合部からの友人、一貫部で出会った友人と共に充実した日々を送れているのだと安心して見守っていられました。
娘が卒業した今、12年間の開智生活で娘に関わってくださった先生方に感謝の気持ちで一杯です。